阿修羅ガール
- 作者: 舞城王太郎
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2005/04/24
- メディア: 文庫
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読んでいて「ぐえ」と思うことが多々あるものの、なんだか引き込まれてしまう。
一貫して「愛」を描いているようでもあって、そこが個人的には「ぐえ」なのかも知れない。
自分だったら絶対にこうは書かないけれども作中の会話が「上手い」。えげつないなあとも思うけれど。
「愛」と「死(生)」というのは生きている人間にとって大きな問題なので、エンタテインメントとしてもひきつけられてしまうんでしょう。
あちら側とこちら側、という考え方。
アイコは何を得て、何を失ったのか、なんていうのはチープな感想。
でも、人間なんてそんなお高いものではないし、自己満足以上のものなんて得られない。
結局、簡単に死ねるのと同じで、簡単に生まれ変われる。