限りなく透明に近いブルー
- 作者: 村上龍
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1978/12/19
- メディア: 文庫
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31年も前の作品なのか。
「コインロッカー」に続いて読むのは2作目。
グロい描写がどろどろと続いて途中はしんどいんだけれど、結末へ向けて壊れて行くところはやはりこの作家らしい。
後から誰かが続くという訳ではないけれど、後から来る人たちに確実に影響を及ぼしている。そんな感じ。
「W村上」なんて言われていた頃もあるそうですが、そういう意味では村上春樹とは真逆。
デビュー作にはその作家のすべてがあるそうですが、正にそう思える。これ以上に何を書くことが?