レキシントンの幽霊
- 作者: 村上春樹
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 1999/10/08
- メディア: 文庫
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何が言いたいかと言うとつまりは「ちょっと似てる」よねということだ。
「蹴りたい〜」、「平成〜」は共にハードカバーで100Pを越える作品で、長編というよりは中編という感じ。「風葬〜」は文庫版で140Pくらいあるけど、文字数で換算すれば半分か、三分の二くらいになると思う。100Pは行かないはず。「沈黙」は文庫版で38P。
これらの作品は「ちょっと似てる」んだけども、長さで比較するとこれだけ違う。これは料理のされ方の違いだろうか。
主人公たちの行き着く境地が「ちょっと似てる」。こういう状況に陥ったことのある人って少なくないだろうけど、結局のところこういうふうになるしかないのかな、と思った。