カラミティナイト

カラミティナイト (ハルキ文庫)

カラミティナイト (ハルキ文庫)

噂では良作と聞きながら、なかなか新刊が出ない作家らしいので読むのを待っていたんだけども、今月は冊数を稼ぐために。と言ってもこのシリーズは本が分厚い。だけどもまあ、特に難しい理屈を捏ね上げる訳でもないので。

2000年に出た作品で、個人的な感覚だとまだそんなに経ってない気がするんだけども、この本を読んでると時の流れを感じてしまう。当時はこんな注釈を入れとかないとインターネット用語って分からないものだったんだなと。そんなもんだったんだろうか。話の方はというとよく計算されてできている。時間をかけて、丹精込めて作り上げられた世界。割とうじうじと悩む女の子が出てきたりするんだけど、まさかそれだけで終わらんよなと期待させてくれる。さてどうなるか。