狂骨の夢

文庫版 狂骨の夢 (講談社文庫)

文庫版 狂骨の夢 (講談社文庫)

もう何年も前にラスト近くまで読んでいたのにそのまま放置してしまっていた。6年前くらいか……。
決して面白くなかった訳ではなくて、むしろ個人的にはかなり面白かったんだけども、なぜか。

今回、また頭から通しで読んだ。久々に気合の入ったのを読んだ気がする。読み終わった後で、また別の本を読みたくなる本というのは良本。

夢、精神分析、心理学、宗教……という要素がふんだんに盛り込まれていて、込み入った話が好きな人はぞくぞくするでしょう。


最近、文庫版が分冊になって売られているけれど、あれは興醒めも良いところだ。京極夏彦はこの分厚さが良いのに。